ポリサルファイドポリマチオコールLP® 用途・物性

チオコールLP®の用途例
- チオコールLP®を用いた複層ガラスで省エネと快適さに貢献
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チオコールLP®を原料とするポリサルファイド・シーラントが圧倒的に支持されています。複層ガラスの断面
ガラスは、外壁を構成する諸材料の中でも特に薄くて外熱を通し安い素材ですが、複層にすることにより、2枚のガラス間に乾燥空気層が密封されるため、高い断熱性と省エネに効果があります。
また、ガラス間の乾燥空気層により結露を起こしにくくサッシや床、壁の損傷を防ぎます。
複層ガラス用シーラントの基材別性能比較
特性 品種(タイプ) |
接着性 | 水蒸気 透過性 | 構造強度 | 耐候性 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
ポリサルファイド系 (2成分形) |
○ 良好 |
○ 小さい |
○ 大きい |
○ 良好 |
世界的に実績が多く安定性がある。 |
シリコーン系 (2成分形) |
△ 耐水性で劣化 |
× 大きい |
○ 大きい |
○ 良好 |
低分子成分の揮敵により、ガラス表面が汚れることがある。 |
ポリウレタン系 (2成分形) |
○ 良好 |
○ 小さい |
○ 大きい |
△ 表面劣化が大きい |
実績が少ない。 |
プチル系 ホットメルトタイプ (1成分形) |
× 低温で粘着性低下 化学的接着ではない |
○ 極めて小さい |
× ズレが 生じる |
× | 即納に対応できる。 |
複層ガラス用シーラントには各種ありますが、複層ガラスの性能を100%発揮させるにはポリサルファイド系、つまりチオコールLP®を原料とするシーラントが最も適していることがわかります。
ポリサルファイド系シーラントはその他にも幅広い用途に使われています
土木建築用シーラント
さらにチオコールLP®は柔軟性、寸法安定性に優れた固形ゴムの原料及びエポキシ樹脂に柔軟性、湿潤面接着性を付与する変性剤としても使われています。
- 各種用途の型取り材
- エポキシ系接着剤・注入補修材の硬化剤
- 各種樹脂の改質剤
- 印刷用ブランケット(ゴム)の改質剤 等