ポリサルファイドポリマチオコールLP®

国内唯一のポリサルファイドポリマメーカー
チオコールLP®(ポリサルファイドポリマ)は透湿性が小さく、耐薬品性、耐油性に優れた液状ゴムです。硫黄を骨格に持つ特異なポリマとして多種多用途のシーリング材に使用されています。
さらにエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂その他の樹脂・ゴムに対して柔軟性、耐久性、耐候性を付与する変性剤としても使用されます。
チオコールLP®の特性
- 化学構造
- チオコールLP®は、主鎖にジサルファイド結合を持ち、またわずかに分岐を持つ末端がチオール基の液状ポリマです。
- 硬化方法
- チオコールLP®は末端のチオール基をジサルファイド結合に変化させることによって硬化し、常温で高分子量ゴムとなります。
一般に二酸化マンガンに代表される金属酸化物が硬化剤として用いられますが、エポキシ、イソシアネート、アクリル、アリル基などを持つ樹脂との共重合でも、常温で硬化させることができます。 - 耐油性、耐溶剤性、耐薬品性
- チオコールLP®硬化物は、各種の油、溶剤、酸、アルカリに対する抵抗性が優れています。
- 耐候性
- チオコールLP®配合硬化物は、長時間のウェザーメーター試験及び長期の屋外暴露試験により、耐候性、耐オゾン性、耐老化性に優れていることが実証されています。
- 電気特性
- チオコールLP®配合硬化物は優れた電気特性を持っています。
- 水蒸気遮断性
- チオコールLP®配合硬化物は水蒸気、ガスに対して優れた遮断性を持っています。
- 使用温度範囲
- チオコールLP®配合硬化物の使用温度範囲は一般的には-50℃~150℃ですが、約3時間以内の短期であれば170℃まで使用可能です。
- 金属に対する腐食性
- チオコールLP®は金属に対する腐食性がないため、適切な配合剤を使用したチオコールLP®配合物・硬化物とも金属を発錆させたり腐食させることはありません。
チオコールLP®に関するお問い合わせ
チオコール課
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町二丁目3番地1
TEL (03)6859-1251 FAX (03)6687-9763