INTERVIEW

プロセス開発職

「正解のない開発」に、
主役として挑む
エンジニアの醍醐味。

プロセス技術開発室|2024年度入社
理工学研究科 化学・バイオ工学専攻 修了

Q.1 入社を決めた理由は?

大学では、医療・食品・環境など幅広い分野への応用が期待されるバイオセンサーの研究を行い、細胞レベルの反応解明に取り組んでいました。当社との出会いは会社説明会で、「あなたの開発成果が会社の利益に直結する」という言葉に大きく惹かれました。それまで知らなかった技術者の役割の側面に触れ、「面白そうだ」と感じたのを覚えています。
また、面接でも大学院での研究について丁寧に耳を傾けていただけたことが印象的でした。事業に直結した専門性がなくても、しっかり受け止めてもらえる会社なのだと安心感を持ち、入社を決めました。

Q.2 現在の仕事は?

現在は、DMSO(ジメチルスルホキシド)という当社が国内で唯一手がける製品の反応プロセス改善に取り組んでいます。所属はプロセス技術開発室で、より高効率な生産を目指し、生産技術の面から工程改善を推進しています。最初は、上司の指示のもとで既存プロセスのボトルネックを探るところから始まりました。その後は、それらの課題に対する解決策を考え、いまではそのアイデアを実際の設備に反映させるメイン担当も任されています。若手のうちから裁量を持たせてもらえる環境は、技術者として非常にやりがいがあります。

Q.3 入社後の印象は?

1年目からここまで手応えのある業務を任せてもらえるとは想像していませんでした。なかでも印象に残っているのが、私が考えたDMSOプロセス改善案を、社長をはじめ事業部の皆さんが参加するオンライン会議で発表した経験です。
1年目からこのような規模の会議で発表することは稀で、初めての大舞台にとても緊張しましたが、無事に説明を終え、社長からの質問にも自信を持って答えられたことで、自分への自信が一気に深まりました。

Q.4 働くなかで嬉しい瞬間は?

議論している時間が一番楽しいですね。私のアイデアを上司や先輩が真剣に受け止めてくれて、そこから活発な意見交換が始まる。そのプロセスに「技術者として仕事をしている」という実感があります。反応プロセスの仕事には“決まった正解”がありません。求められる数値目標は明確でも、その達成手段は多様です。だからこそ、自分の考えで進められる環境でこそ、仕事の喜びも大きくなると感じます。

Q.5 休日の過ごし方は?

入社前は「新人のうちは休みを取りにくいのでは?」と思っていましたが、そんな心配はまったく不要でした。周囲にも配慮しつつ、自分のペースで休暇を取れる文化があります。
私は週末に有休を組み合わせて3連休にするのがお気に入り。2日は自宅でリラックスして、1日は少し遠出。バランスよくリフレッシュできるので気に入っています。

Q.6 今後の目標は?

製品面では、今担当している医薬品添加剤グレード「DMSO-ExG」以外にも、工業品向け製品に関わって知見を広げたいです。個人のスキルとしては、プレゼンテーション力やコミュニケーション力を磨きたい。自分の考えを正しく、分かりやすく伝える力を高めて、より多くの人に自分の成果や思いを届けられるエンジニアになりたいと思っています。